台風7号が近づいています。
雨ですが追い風が味方するため、鳥取へ向かうことに決めました。
明日からは強い雨になるので、今日峠を越しておくのが賢いです。
快活クラブ姫路北条店を7時15分に出ます。
雨続きのために宿代がかさんでいるけど、台風ともなれば仕方ないと思われます。
後々いい手を考えて、雨野宿について作戦を考えます。
昨日も姫路に着いた途端、雨が降り始めたので街中は回っていません。
最低限、姫路駅と姫路城は見物してから姫路を出発したいです。
雨でもカメラ撮影していると、厳しい場所で撮っているカメラマンのプロ意識が理解できます。
こういう日こそ、日常では発見できない撮影の瞬間が訪れます。
駅を出ると出勤・通学途中の人々が雨に打たれたり、傘が逆さまになったりしています。
屋根の着いた商店街が、大名行列みたいに私の進路を塞ぎます。
姫路城方面に向かっているけど、こんな日に城見学に行く人はいないでしょう。
警備員や通行人が数人いるくらいです。
綺麗な白い壁を見たかったけど、雨で少し霞んでいます。
それでも白い城壁は美しい。
鳥取に向かう道は29号線に決めました。
すぐそこの2号線から接続すると、ほぼ一本道なので分かりやすいです。
逐一地図で調べて進むには天候が悪いです。
373号線で行く方法もあるけど、度々国道番号が変わって道に迷う可能性があります。
何より傾斜がえげつないです。
登る高さと距離では29号線が厳しいけど、アップダウンの激しさは373号線が厳しいです。
下り坂で何度も登りを挟まれてしまうと、気力が持たないため29号を選択します。
120kmと距離があり悪天候であるため、分かりやすく緩やかな坂道を選びたいです。
だいぶ天気が荒れていて、土砂災害の注意報もあります。
川の流れもかなり激しいです。
途中で、日本一のたい焼きを売っているお店がありましたが、先を急ぎたいので食べれずじまいでした。
今度、また行こう。
地図上では、宍粟市から若桜町まで何も無いように見えるので、姫路市のスーパーで食料を購入します。
スーパーやすとみで490円。
そこそこ山に来ましたが、区分け上はまだ姫路市にいるようです。
追い風が7mの南風予報だったので、少しの坂でも平坦な道のように感じます。
いつになったら登りなのかと、高度計で現在地を調べてみると250m登っていました。
いいペースで宍粟市まで来たので、播磨町の道の駅で休憩を挟みます。
さっき食料調達したので、タバコ休憩だけのつもりでしたが、レストランのメニューに魅かれて昼飯を摂っていきます。
トーストとドリンク、ゆで卵とサラダ付きで350円。
なかなか良心的な価格です。
見た目も良くて美味しそう。
食事後にタバコを吸っていると、関西に来て初めて話しかけられました。
そういえば、道の駅も京都→奈良→大阪と見かけなかった。
初めてポイントの播磨町です。
大概、話しかけてくる人は団塊の世代だと思われます。
若い人は挨拶だけになります。
このおっちゃんは、自転車のブレーキ接続部品を作っているらしく、自転車に詳しかったです。
2〜300万する自転車があると初めて知りました。
ここまでの標高250mの登りから、次の400mまではそこまで疲れません。
400m超えたあたりで、近畿第1号の道の駅が現れたので休憩を挟みます。
買い出しをしておいて良かった。
1リットルパックを買っておくと、脱水した時に半分飲んで半分水筒に入れられるので具合が良いです。
少し疲れてきたけど頑張ろう。
10kmほど進むとダムがあり、誤差はありますが、この時点で標高が550mを超えました。
流石に汗と雨で衣服が濡れ放題です。
足は少しガタついています。
着替え場所や手間を考えると面倒なためそのまま進みます。
滝の流れが半端でありません。
橋を飲み込みそうな勢いで放流しています。
土砂災害注意報が出ているので若干怖いです。
欄干に近づけませんでした。
この峠は流しそうめんが名物のようです。
久しぶりにこのワードを聞きました。
何軒かあったけど立ち寄った店ではやっていませんでした。
台風で避難している可能性もありますね。
とにかく疲れました。
あと50m程ですがきつくなってきました。
色々合計すると1000m以上登っています。
今いる宍粟市と若桜町の間が県境で、てっぺんのトンネルが印になっています。
てっぺんの標高は731m。
冷たい空気と下り坂、出口の光が越えた感を引き立たせます。
個人的に興味のあった鳥取県。
鳥取砂丘をファットバイクで走り、ロシア行きのフェリーを下見と、ここは世界一周の重要地点です。
若桜町から鳥取へ入県しました。
しばらくずっと下り坂です。
風を切る感覚が気持ちいい。
若桜駅についたのは14時半でしたが、すでに90km近く走っています。
峠を必死で越えると下り坂の影響で意外と早く進みます。
下った先の若狭駅や丹比駅は小さい割に駅前に人が多いです。
高齢者や子どもがほとんどですが。
しばらく進んで、これが頭上にくるとかなり暑い。
鳥取市に入り、駅に立ち寄ると小粒の雨が降ってきました。
今日はいいペースで走れました。
走行距離:125km
稼働時間:11時間(7時15分〜18時15分)
出費:3650円
宿泊場所:自遊空間鳥取店