風がやむことはなかった。
6時に起床。
大分寝てしまった。
風速5m越えの強風が夜通し続き、朝になっても収まらない。
函館までは厳しいかと思ったが、方向的には森町まで追い風のようだ。
早めに出て森町から頑張れば行けるかもしれない。
朝早い公園では体操してるおじさんがいることが多い。
日の出とともに起きれば遭遇せずに退散できるが、寝過ごすこともある。
稚内のドームみたいに日の出前から走ってるおじさんもいたりする。
昨日は風と戦い、最短でキャンプまで持ち込みたかったのでコンビニで弁当を買った足で公園に向かった。
そのため、八雲の町は全然見てない。
駅に行ったら町を1つ達成できた気がする。
思った通りの追い風だ。
厳密には右斜め後方からだが。
海岸線を左回りに走り続け2時間もしないうちに森町に着いた。
苫小牧からは海岸線を左手に走っていることに気が付いた。
この旅は右手に見ることが多かった。
森駅で休憩後、近くの道の駅へ向かおうとすると、掃除のおばちゃんが出てきた。
タイヤの太さが気になるようだ。
北斗市ではソフトクリームが美味しいらしい。
近くの公園では桜が満開であることも教えてくれた。
森町の道の駅でも桜が一面に咲き乱れ、心を和ませてくれた。
プチチョコチップが86円だった。
出発前に下腹部が痛くなり出遅れた。
登り坂と向かい風が襲ってくるが、患部もかばいつつ行く。
出航受付のリミットまで余裕はある。
ゆっくり行くのが無難だ。
駒ケ岳は2こぶあるのが美しい。
森町の高台からは綺麗に見えるが函館に近づくと1こぶしか見えなくなる。
坂のてっぺん付近まで来た時ラッキーパンチという行列のできた飲食店があった。
記念に行きたいが、函館ではラーメンを食べて達成したことにする。
昨日、一昨日とゴールが近づくにつれ風の勢いが強まる。
始めから強いよりは良いが嫌がらせとしか思えない。
あと16kmから何度も休憩をはさむ。
この旅では名産品を食べることは少なかったが、函館ラーメンを食べたのは間違いなかった。
道々にある店で良かったが、七理浜でラーメン響という店を見つけた。
結構有名店らしい。
塩じゃなく醤油ラーメンにしてしまったが、かなりうまい。
炙りチャーシューを肴にスープまで飲み干した。
850円出す価値がある。
フェリーターミナルに着き、窓口で予約をしようと思っていた。
16時半出航だと思っていたが、GW期間は時間帯が変わるようだ。
19時45分までは待ちたくなかったので15時の便に乗ることにした。
3770円。
残り30分だ。
急ぐように言われ、2番ゲートから乗り込む。
スタンダードクラスはフリースパースで自由にくつろぐ。
90分しかないので席などどうでもいい。
横になってスマホをいじってたらそのまま寝た。
大間に着いたとき風は北西に変わっていた。
この後はマグロを食べてキャンプ場に行きたい。
大間崎が本州最北端の地らしい。
この近くにキャンプ場がある。
すぐそこに観光案内所や土産物屋などたくさんある。
ちょうど良く、大間んぞくという食堂もあったのでマグロを食べた。
丼物は3000円前後だったので1000円のまぐ唐定食で我慢する。
今まで期間外のキャンプや公園キャンプばかりだったので、テントがいくつも並んでる光景は新鮮だ。
混雑しているように見えるが普通に設営できる。
無料なので財布にも優しい。
厳しい行程ばかりだったのですでに腹が減った。
コンビニや売店は近くにないが自販機はあった。
ミルクコーヒー130円を飲みながらテントでパソコンするのは快適だ。
場所も安全なので落ち着く。
明日は150kmかけて八戸まで行きたい。
一応帰宅期限日が迫っている。
ネットカフェがあるので少し遅くなってもたどり着きたい。
走行距離:約80km
時間:9時間半
出費:5836円
やはり交通機関を使うと出費はかさむ。